C# のインターフェイス

メモ。

• インターフェイスは、一つのクラスに複数に実装させることができます。
• 複数のインターフェイスを継承し、関数名が衝突した際には、少なくとも一方はインターフェイス名まで明示的に書く必要があります。
• インターフェイス名を明示的に指定してメソッドを実装する場合は、アクセス修飾子をつけられません。
• インターフェイス名を指定し実装したメソッドには、そのクラスの型を通じてアクセスできなくなります。
• 故意にインターフェイス名を指定し実装することで、そのメソッドを継承していないように見せることができます。
• 構造体にもインターフェイスを実装させることができますが、構造体をインターフェイスの型にキャストすると、暗黙のうちにボクシングが行われます。そのため、インターフェイスで値を変更したとしても、構造体の値は変更されません。

interface IStorable
{
  void Write();
  void Read();
  int Status { get; set; } //!<実装はしていないことに注意
}

interface ITalk
{
  void Talk();
  void Read();
}

public class Document : IStorable, ITalk //!<関数の名前 Read() が衝突
{
  int m_Status; 
  public Document() { Console.WriteLine("Document()"); }

  public void Write() { Console.Write("IStorable.Write()"); }
  public void Read() { Console.Write("IStorable.Read()"); }
  int Status { get{ return m_Status; } set{ m_Status = value; } }

  public void Talk() { Console.Write("ITalk.Talk()"); }
  public ITalk.Read() { Console.Write("ITalk.Talk()"); } //!<インターフェイス名を明示的に指定してメソッドを実装
}

public class Test
{
  Main()
  {
    Document aDoc = new Document();
    aDoc.Read(); //!< IStorable.Read() が呼び出される
    ITalk aTalk = aDoc;
    aTalk.Read(); //!< ITalk.Read() が呼び出される
  }
}